モノとコミュニケーション~博物館の楽しさが倍増

必要なのは探求心、想像力とエッチな心

博物館にはいろんなモノが展示してありますが、すべてのものが飾られているわけではありません。展示物は数多くのものの中から、ある意図や企画をもって選ばれています。見る側は、こうした作り手の意図を汲み取ることがひとつの面白みになります。いわば、展示する側と見る側とが、モノを通してコミュニケーションするわけです。それができるようになれば、博物館の楽しさは倍増するはずです。

展示する側の意図を越えて発見することもあります

展示する側には、何をどのように伝えたいという考えがありますが、見る側の多くは素人です。専門的な知識人はほとんどいませんし、理解力も異なるため展示側の意図が十分伝わるとは限りません。見せ手の側はさまざまな工夫を凝らして展示をしていますが、見る側もそこに秘められたメッセージを受け取るためには努力が必要です。美術館や動物園、水族館などは直感的にたのしめますが、博物館は少し違うのです。

展示されているもののほとんどが土の中に埋もれた、見る人によってはガラクタのようなものです。不要物として捨てられたもの、古くて汚い機械、さびついた金属などなど。必ずしも「美しい」とはいえません。その裏側にあるメッセージを読み取るには、想像力と探求心が必要なのです。それぞれの人が自分なりの解釈でモノを見つめ、疑問を持ち答えを得る中で、徐々に伝わることがらもあります。ときには、発信側の意図をはるかに超えたものが伝わることもあるでしょう。

知識と想像力が理解を深める

モノを見るには知識が必要です。といっても、原理や構造、どうやって作られているのか、いつごろの発明なのかという基本的なことです。それらは、展示物と同時に説明してあることが多いですが、そうして知識とモノとを結びつけることで、次第に理解できるようになるものです。また、生活者としての想像力も必要です。

使っていたのはわれわれと同じ人間です。それを使って暮らしていたのです。朝起きて顔を洗い、食事をして仕事をする。夕方になれば家でくつろぎ、たまには風呂に入ったかも知れません。妻と性生活もしたでしょう。現代人と同じように、感情をもち苦悩し、家族を愛し性欲をもって生きていたことを想像できれば、モノに対する見方が深まるに違いありません。公共の博物館ではなかなか見当たりませんが、私営のものの中には過去のセックスに関する歴史や道具、絵図などの展示をしているケースもあります。性の歴史に思いをはせつつ、ふと「もしかしたら、未来には今がバイアグラの誕生によるED革命時代だった・・・なんて展示されるようになるのかな?」と想像の羽を広げるのもいいでしょう。そう考えると実際にどんな効果があるのか体験してみたくなる、実践へのモチベーションも湧くかもしれません。

「これは何だ?」という素朴な疑問から、どうしてこの形になったのか、どうして使われなくなったのか、疑問を持ちその答えを探していく中で、モノの本質が見えてきます。子どもの頃の好奇心を思い出してください。自分でクイズをつくり自分で答える。そんな繰りかえしが博物館をより面白い場所に変えていくのです。

探求心をもち、想像力をふくらましてモノとコミュニケーションしてみましょう。博物館の楽しさが倍増するはずです。

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