史上もっとも重要な芸術運動~ルネサンス美術

これぞ芸術大革命!ルネサンス美術

ルネサンス美術は、美術史のなかでももっとも重要な芸術運動だといわれています。今までの絵画や彫刻といえば、人間の骨格や筋肉の付き方を無視したものばかり。実際に見てみればわかりますが、顔が若干歪んでいたりありえない部分が関節として曲がっていたりします。もちろん過去の歴史を今に伝える大事な作品ですが、忠実に再現ができているかどうかといえば少々疑問が残るでしょう。


ですがルネサンス美術の登場によりその技術は飛躍的に進歩しました。現在でも使われている、絵画の基本的な手法もこのときに確立されたのです。そんな芸術の大革命が起きたルネサンス美術とは、どんなものなのでしょうか。


ルネサンス美術の特徴や代表される芸術家たち

ルネサンス美術が起こったのは、15~16世紀のイタリア、フィレンツェ。厳密な発祥はイタリアで間違いないのですが、どの分野からなのかは現在も議論が交わされているそう。一般的にはチマブーエという画家かその弟子の絵画とされているようです。ただ人間性を尊重したドナテッロと遠近法を完成させた建築家フィリッポ・ブルネレスキの2人の特徴を絵画のなかで融合させたマサッチオが始まりだという説も根強いのだとか。ただどの見解でもルネサンス美術が始まったことで絵画、彫刻、建築の分野における芸術的表現のレベルは格段に上がったことは間違いありません。


ちなみに先ほど紹介したドナテッロ、ブルネレスキ、マサッチオは初期ルネサンスの三大巨匠と呼ばれています。活躍する分野は違いますが、それぞれ各分野のなかで革新的な表現方法を編み出した立役者たちです。ルネサンス美術を知る最初のステップとして彼らの作品を見ておくのもおすすめです。


そして時代は流れ、ルネサンス美術は最盛期を迎えます。その頃に活躍したのがかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロといった早々たるメンバー。誰しも1度は耳にしたことがある、有名すぎる芸術家たちですね。そしてこの頃になると先人たちが編み出した遠近法などの絵画の基本的技術に加え、より人のかたちをリアルに表現するため、解剖学を取り入れるようになります。ダヴィンチの師匠はもちろん、盛期ルネサンス時代に芸術を学んでいた人たちの多くが解剖学を学んでいたそう。人間の表面的な部分だけでなく、骨や筋肉、内臓やそれぞれのつながりを知ることによってよりリアルで美しい人間を描くことを追求したのだそうですよ。ダヴィンチの作品はほぼルネサンス美術の絶頂期だったこの時代に生み出されたもので、当時は革新的だった科学的思考と芸術が絶妙に組み合わされたものとなっています。


このようにイタリアの芸術史だけでなく、世界的に見てもとても重要な転機となったルネサンス美術。発祥当初と最盛期の作品を見比べてみるだけでも大きな違いがあり、とても興味深いです。ダヴィンチはもちろんのこと、ラファエロやミケランジェロなど美術の教科書で目にした芸術家たちの作品の年代による変化にも注目してみるとさらに深く楽しめることでしょう。


ダヴィンチを求め、いざイタリアへ

こうしたルネサンスを代表する芸術家たちの作品の多くは、彼らが活躍したイタリアの美術館で展示されています。もっとも有名なモナリザは、トム・ハンクスが主演を務めたダヴィンチ・コードでも登場したルーヴル美術館に。また同じく有名な最後の晩餐はミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に展示されています。日本でも数年に1度の割合でダヴィンチ展が開かれていますが、やはりモナリザや最後の晩餐といった有名な作品が来日することはほとんどありません。本物を見に行くなら、イタリアまで足を運ぶべきでしょう。


たった1枚の絵画を見るためにわざわざ海外へ行くなんてと思うかもしれませんが、文化デートの究極系とも言えます。イタリアならば幸い美術館巡り以外にも様々な観光スポットがあり、旅行で行くにも申し分ない国。彼女との初めての海外旅行の候補として考えてみるのもいいでしょう。


ルネサンス美術は知れば知るほど奥が深く、とても神秘的な姿をしています。500年以上前に描かれた作品が、現在でも不思議な魅力を持っているのです。これを機会にぜひルネサンス美術について興味を持ってみてはいかがでしょうか。


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